社会・時事

スタンプ送ればLINEで入出金確認

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今日の読売新聞に面白い内容の記事があった。

みずほ銀行は、スマートフォンで人気の無料通話アプリ「LINE」を使って、口座の残高などを簡単に確認できる国内初のサービスを15日から始める。
みずほ銀行の「トーク画面」で感情や用件などを表したイラスト「スタンプ」を送るだけで、残高と直近10件までの入出金が見られる。サービスの充実で若年層の囲い込みを狙う。

これをみて思うのはセキュリティーが大丈夫かな?という問題だ。
「みずほ→顧客」という流れでなく「みずほ→LINE→顧客」という流れになっているためにラインのサーバーを通る際に当たり前だけどラインがやる気になれば情報を全部抜かれているということだ。

おそらくこの意味を分かったうえで「決済専用に使っているだけだから」とか「振り込みの確認が非常に便利」とか「別に情報見られても困るようなことないし、そもそもそんなに預金ないし・・・」という人も多いと思う。振り込みの確認などわざわざログインする手間が省けて便利でいいと思う。

しかし、問題はIT関連の情報に疎くて「Lineのサーバーを経由している」ということの意味が分かってない上で利用する人たちがいることだと思う。リスク込みで理解して口座を利用している場合、不祥事になってもそれほど被害は大きくならないと思うが、それを理解せずに利用して何か問題があった際にみずほの窓口に行って「大手銀行だから信頼していたんです。」とカメラにキレる顧客とか、出てくるんじゃないのかと思う。

むしろLINEを開始するための意思確認で「LINEに情報抜かれる可能性があります。それを理解したうえで開始しますか?」と承諾ボタンがあったらそれはそれで面白いと思う。

何にせよ若者向けを新規顧客として狙ったサービスらしいが果たして若者には魅力に映るサービスなのだろうか・・・・銀行アプリをつくってワンタッチで直ぐに口座情報確認できるようにした方が便利だと思うけどね・・・

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