社会・時事

150万も支払っていじめはなかったと言い切った横浜市の闇

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横浜市原発で避難してきた生徒へのいじめの問題でいじめと認めないという判定をしたようです。

NHKも「150万支払っていじめを認定は困難」とかタイトルが凄いですね。

横浜市教育委員会岡田優子教育長は、20日、開かれた市議会のこども青少年・教育委員会で、「関わったとされる子どもたちが『おごってもらった』と言っていることなどから、いじめという結論を導くのは疑問がある」と述べ、いじめと認定するのは難しいという考えを示しました。

それなら今後、横浜市教育委員会の人達が食事に行って、誰か無法者に奢らされたり恐喝されたりしてもその加害者側が「おごってもらった」と言ったら「恐喝と結論を出すには疑問である」として警察に被害届出さないということでいいんですね?

という話になります。

いつも思うんだけど、このニュースに出る人達(教育委員会の人達ね)も子供や家族がいると思うけど、こんな発言して家族はどう思うんでしょうね。自分が子供だったら完全に人として見下します。というか親の権威は失墜するでしょうね。

さて話を戻してみると、そもそも奢った以前に、小学生が150万円の金額をやり取りしているだけでも異常な状況です。まずツッコミ箇所はそこになります。仮に金持ちの子供がいて親の金をくすねてみんなに配ったとしても150万円もの金を扱う事自体が問題です。そしてその上でこのお金のやり取りに関して恐喝と認めないとか意味が不明です。

横浜市はこの事件に対していじめはなかったという結論が最初にあってそこから逆算して150万円は奢ってもらったのでセーフと判定しています。いじめは絶対になかった。決して認められないという結論ありきです。しかし「損して得取れ」ではないですが、さっさといじめがあったことを認定して速やかに被害者に謝罪と補償をすることが、この問題を沈静化させる一番の近道だと思います。それをしないとずっとニュースで話題になり自らの醜態を晒す逆効果になると思いますよ。

 

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