社会・時事

東京五輪エンブレム使用中止決定

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オリンピックのエンブレムがキャンセルになったが、今までなら覆らなった事案である。それが、最終的に利用停止まで追い込まれたのはネットの力が大きい。とりわけ、SNSと呼ばれるツイッターやフェイスブッックの力が大きい。こういったメディアで「これ問題じゃない→実はこうなってる→おかしいんじゃない→変更を求めよう!!」という様な流れになっている。もともとSNSというのは恐ろしい力を持っている新しいメディアで北アフリカの国々で政権を転覆させる革命が発生したがその際に威力を発揮したのがフェイスブックであったという話は有名である。したがって、政府を転覆させられるならエンブレムの使用中止なんて朝飯前であろう。

これが今までの流れであったら多少「おかしいんじゃない?」という感じがしても情報の発信源としてのメディアが新聞やテレビなどしかない為に追求することが難しかったであろう。しかし、SNSであれば同じ業界の同業者からの疑問の声や専門家としての指摘もネットで共有できるのである。スタジアムの問題も本来、歴代のオリンピックスタジアムの建設費の比較などはメディアが特集しないとわからないが現代ならググってしまえばwikipedia などから簡単に建設費なども個人で容易に調べることができる。そういったわけで、これまで一般の人がわかりにくい専門分野という特殊性をうまく利用して美味しい思いをしてきた人々がそういったことをするのが難しい時代になってきたというわけである。

そういった意味で健全な社会にまた一歩近づいていくわけであるが、ネットで魔女狩り裁判のように糾弾されるようになり冤罪も含めてそのあたりのネガティブな面に対しても対応していくことが新たな問題であるように思う。

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