産経新聞の記事に書いてあるが、神戸の連続児童殺傷事件の少年Aが本の出版に引き続きHPを解説することになった。アメリカではこういった事件の加害者が出所後に手記などを書いて一儲けすることに対し「サムの息子法(Son of Sam law)」という法律が制定されており収入は被害者への補償として没収されている。
一連の騒動をみて思うことはこの少年は更生するために医療少年院に入り、莫大な税金を投入して心理カウンセリングなど一連の矯正が行われたそうであるが、まったく効果がなかったんだなということだ。
親にニグレクトなどされ愛情を知らずに育った子供が思春期に非行や犯罪を犯した場合、その後の社会との付き合いで人間的な触れ合いを通し、自らの過ちを悔い改めることなども多い。その為、思春期の犯罪をその後の更生の可能性を含め成年と同じように扱ってはいけない。
しかし、世の中には生まれながらの犯罪者やサイコパスと呼ばれるような人も存在し彼らには「更生」という言葉は意味がない。これほど話題になった少年Aには保護施設のメンツにかけて特別チームが編成されて更生プログラムが組み込まれたはずであろう。それでいて全く反省の色がないのだ。
世の中には大人も子供も関係なく一定の割合で善悪の感覚が抜け落ちたサイコパスという人種が存在することを認め、その場合の対処方法を考えないと出所後にまた第二第三の被害者がでることが予想される。現に事件の被害者とその遺族の方々は少年の行動に胸を痛めつけられているだろう。
逮捕後から出所するまでの少年Aを担当した人たちに対して今、何を思うかコメントを聞いてみたい。