牛を食べることがタブーとされています。それは、ヒンズー教で禁止されているからです。牛は神聖な生き物だそうです。さて、調べても見つからなかったのですが、以前私が聞いた話では牛が何故神聖な物となったかというと「農耕」に非常に重要だったかららしいです。飢饉になった際に牛を食べるとその場は何人の人を救えても、翌年の農作業に障害がでてしまいます。その結果、翌年により多くの餓死者を出してしまうらしいのです。つまり、
「腹へっても牛食うな!!」
ということらしいです。確かにお腹がすいてる人に「翌年困るよ」という話をトクトクと説明しても確実に聞いてもらえないでしょう。「俺はそんな未来より今が大切なんだ」と言われそうです。そういった意味でタブーなものにしてしまえば、誰も食べられない・・・というわけです。そういった生活の知恵からこのタブーは生まれたのだそうです。 おしまい