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天皇陛下がたまたま女性であっただけ。

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 昨日のヒンズー教の話は実は今回の導入でした。生まれる時から存在していると、意外とそれが当たり前だから当たり前だ。という風になりますね。

 女性の天皇陛下を認めるかどうかが最近話題になっていますね。
さて、そもそもなぜ女性が天皇の地位につかなかったのでしょうか?テレビや雑誌では色々言われていますね。「伝統」だからとか「先例がない」とか。

 日本では生まれた時より「家は男子が継ぐもの」となっていました。当たり前で理由を考えないのですが、どうしたその様になったのかちょっと違った視点から考えてみました。

 近代までの多くの封建領主は側室が認められていました。まあ男性的な気持ちからすれば、「いっぱい色んな女性と楽しみたい」といういかにも男性を強く押し出した主張もあるかもしれませんが中には「正妻に夢中、彼女以外は考えられない」といった一途な人も多かったはずです。そういった人でさえ側室を持っていました。そういう純愛も一族の都合には勝てなかったんですね。つまり、純粋に世継ぎを産むということです。
 一週間に男が7人の女性と寝た場合、男性が子供が生まれる可能性が7人に対して、女性が7人の男性と寝た場合には子供が生まれる可能性は1人です。

現在なら子供は3人もいればまず間違いなく1人は成人になりますが、近代以前なら3人とも成人にならないということも珍しくありません。また、女性は出産の際に死の危険性を伴いますし、出産中は公務をとることができません。そういった観点から女性が当主につくことは、「家」を保つためには非効率的だということです。純粋にジェンダーと言ったものではなくセックスという生物学的な性としての違いから、女系で一族を永らえるには難しいと言うことです。

 さて、そういったわけでジェンダーと言ったものを一切省いて純粋に生物として一族繁栄を追及した場合の効率性について述べてみました。参考になりましたでしょうか。ちなみに近代医学が発達とモラルの観点から、現在では側室制度はどこの王室(アラブを除く)でも採られていません。セックスの観点から不可能であった女系一族を近代医学が克服したことにより、女性の天皇陛下の誕生に期待しています。私は女性天皇に対して肯定的な立場をとっています。

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