カリフォルニアに行くというと
「気候が良い所で羨ましいわね~♪」
みたいなことを言われます。
はっきりいってもの凄い誤解なんですが、まあしょうがないと思って諦めています。まず多くの人が想像するカリフォルニアはロサンゼルスの気候です。オレンジが出来るような暑いけど湿度が低い地中海性気候のカラッとした陽気ですばらしい気候ですね。
ただ、南のロスと違い700キロ以上離れている北部のサンフランシスコは霧の町よろしく朝晩は本当に冷え込みます。というか昼間でも20度以上にはなりませんね。常にパーカーのようなスウェットが必要な寒さです。一般に言われるカリフォルニアは南部カリフォルニアで北部のそれは南部とは圧倒的に違います。
私の住んでいるいなか町は同じようにとっても寒くて今日の天気も日本で例えるなら10月下旬から11月中旬ぐらいに寒いよねぇという話で日本人同士でまとまりました。
よく晩秋に夕方に映画館とかデパートから出てくるとあたりは日が沈んで暗くなっており、おもむろにジャケットのジッパーやボタンを閉めたりするような寒さがありますがまさにそんな感じです。あと一月もすれば白い息が出せるような「もうすぐ冬が来るよ。コートの準備をして」と冬の到来を感じさせてくれるような寒さです。
とにかく寒いです。そしてここでは季節を愛でることが出来ません。私は日本の四季が好きです。日本でも冬は大嫌いですけど。
寒い冬も、春が来るからこそ耐えられる。暑い夏も実りの秋を迎えるからこそ乗りきれる。出口のないトンネル、そんな感じでひたすら忍耐の日々です。