「男たちの大和」とかいう何とも汗くさそうなタイトルであるが、大和の沖縄特攻の話ですよね。確か大和の沖縄特攻は日本海軍の最後の作戦だったはずです。「真珠湾奇襲」に始まり「沖縄特攻」で幕を閉じる。それが太平洋戦争の海戦です。
大和の作戦は絶望的な意味のない作戦ですね。よくわからない神秘主義、超精神主義のようなものです。それにしても真珠湾奇襲と沖縄特攻の作戦が同じ海軍が立案したとは思えません。
真珠湾奇襲は、はっきり言えば世界戦史に残る作戦です。世界初の空母の集中運用をして、大戦果を挙げました。同じ時期にドイツが陸上で戦車を集中運用して電撃戦という新しい戦法を生み出し、この時代に陸と海で新しいテクノロジーを活かした戦術が生み出されました。真珠湾奇襲とはそういったものであったのです。
そういった柔軟な発想に飛んだ日本海軍が最後には「特攻」。まあ、負けるのもわかるかなぁといった感じです。