PSP DS

PSP vs DS の歴史 後編

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8.「前回引き延ばされた現行のPSPの問題点についての解説よろしくマスター」

「さて、ここからPSPの話になるよ。いままで常にDSとの比較だったからね。PSPの改善点を挙げていこうと思うんだ。

例えばUMDっていうMDの様なディスクで動くんだ。あれ、やめた方がいいよ。携帯ゲームはテンポよくやりたいんだけど、ロード時間が長いんだよ。それにあのディスクを再生する部分のおかげでゲーム機が大きくなるしね。」

「じゃ、ゲームはどうやってプレイするのさ?」

「それはね。ダウンロード(DL)にして販売すればいいと思うよ。そしてメモリースティック(MS)にデータを取り入れればそれでゲームがプレイできるよ。実際、プレイステーションのソフト、例えばバイオハザードなんかはPSstoreでDL販売されているからPSPでプレイできるんだ」

「そうすることのメリットってなんなの?」

「うん、第一にさっき言ったようにUMDっていうわけのわからないディスクを使う必要がない。ディスク機器部分が故障もする可能性もあるしね。それに場所をとらない分コンパクトな設計になるよね。そして読み取り時間もなくなるからディスクレスはストレスレスにもなるんだよ。さらにバッテリーの消費もディスクを回転させない分長持ちするよね。いいことずくめだよ。」

「へぇ~なるほどね。その代わり、UMDで販売していた映画が見れなくなりそうだ。」

「(≧m≦)ププッ あれ?誰か買ってるの?TSUTAYAで100円でレンタルされるなら見たいけど、わざわざ購入してPSPでみたいとは思わないよ。それにUMDの廃止にはもっと大きな意味が込められてるんだよ」

「な、なんだって!!」

「うん、それはマジコン対策なんだ。DLで購入して一台一台にウェブ認証を与えればマジコンで違法にプレイされることはなくなるよね。それに販売に関する人件費や輸送のコストも減るわけで、お客にとっても値段が下がっていいことの様に思うよ。

一つだけネックを挙げればまだMSの大容量カードの値段が高いってこと。8GのMSが1800円ぐらい。理想を言えば16GのMSが2000円前後で買えるようになれば大量のソフトをDLしても問題なくなると思うよ。そうそう、わざわざソフトを入れ替える手間も省けるよね。」

「ソフトをDLで販売するとなると色々難しそうに思えるけど、これを聞いているとかなり良いことずくめなような感じだね。」

「いやいや、実際問題かなりハードルが高いと思うよ。けど、これはそれだけやる価値があるほどメリットがデカイと思う。特にマジコン対策に必死なソニーとしては是非とも取り入れたいと思ってるはずだよ。」

「画面はどうする?DSパクって画面3つにしてみる?タッチパネルとか。」

「確かにDSの成功の一つ『デュアルディスプレイ(DS)』に『タッチパネル』は採用を検討する必要があるね。あと、画面サイズ、横長の16:9なんだけどこれは従来の4:3に戻す必要があるのかはわからないね。

映画をみるならこのまま必要だろうけど、従来の4:3でも全然かまわないと思ってる人もいるはずだよ。そうすればディスプレイの分だけ横の長さをスリム化できるよね。」

「なるほど、2つめの改善点はディスプレイをどうするかだね。確かに据え置き型でテレビ画面をどうする?なんて語られることはなかったわけだから重要な視点だな。むしろいままで抜けていた視点だな。購入してあるテレビに接続する据え置き型と違い、ディスプレイの選択がハードにも求められるわけだ。」

「そうそう。そして細かい視点から言えば、他にも動画や音楽の設定でももう少し改善すべきこと(例えば動画でAVIファイルを再生できるようにする。音楽ファイルも下層にもフォルダを置いてもしっかりと認識できるようにする)もあるのだけど、これはまた長くなるのでここで語るのは止めておこう。」

「でもさ、こんなこと改善したってDSに勝てると思うか?ぶっちゃけ無理だろ」

「そういうこと言うなよ。諦めたらそこで試合終了だよ。

そんなわけで次回も諦めないPSPについてです。」

9.PSPをがんばってDSに対抗させる方法のつづき。

「マスター、DSへの対抗策よろしく」

「PS2が次世代ゲーム機戦争で覇権をとった理由は何だと思う?」

「うーん、いろいろあると思うけど、まあ一番なのはやっぱり他のゲーム機に比べてグラフィックなどの性能がよかったことが挙げられるんじゃない。

他に購買意欲を促す副次的な物として一つにDVDが再生できた、またPS1に互換性がありPS1のソフトを使うことができた。こういったことがあげられるんじゃねぇ?」

「うん。たとえばドリームキャストはサターンとの互換性がなかったのが敗れた原因の一つに挙げられるだろうね。PS2の当初ソフトのラインナップが少ない段階でも「プレステ1がプレイできる、DVDが見れる」って理由で躊躇わずに購入できたユーザーも多かったはずだよ。

PS2に限らず、GBAもGBをそのまま使えるし、DSもGBAのソフトをそのまま使える様にしているのをみると、発売初期のラインナップの不足を補う意味でも下位機種との互換性は大切なことだと思うね。」

「けど、PSPはPS陣営初のハードだから互換するべきソフトはないよ。もしかしてPSPの後継機種にPSPとの互換性を持たせろってこと?」

「ううん、それはそれで当然のことなんだけど、PSPの後継機種は2009年の年末か2010年には発売されるなんて、噂されているんだよね。(*2)それで、その新機種にはある互換性を持たせたら面白いことになるんじゃないのかと思ってるんだ。」

「へえ~。PSP2が出るんだね」

「うん、出る出ると噂されてるんだけどね。ちなみにDSもPSPと同時期の発売だから同じ様にいつ後継機種が発表されてもおかしくないんだけどね。DSiというマイナー部分の変更ソフトも出たからこちらも新機種の噂が出てもいいんだけどね。

予想される新型PSPのスペックだけど、現行のPSPがPS2よりやや落ちてGCと同じぐらい(PS2>PSP>GC)そしてDSがちょうど64と同じぐらいの性能(DS=64>PS1)と言われてることを考えると、今度のPSPの新型はPS2を大きく上回る性能であるのは間違いないと思うんだ。(PS3>Wii>PSP2>PS2)

それでね、個人的に思うのはPSPってのはプレイステーション・ポータブル。つまり『プレイステーションをどこでも』っていうコンセプトで開発されてるよね。だから新型はPSP2ではなくPS2Pつまり『PS2をどこでも』っていうコンセプトで開発したら面白いことになるんじゃないかと思うんだよ。」

「PS2P?もう少し詳しく教えてくれ。」

「それじゃあ次回はPS2Pについてだね。」

10.「マスター!見せてもらおうか、新型PSPの性能とやらを。」

「さてと。そういわけで新機種のPS2Pの話をさせてもらおうか。実はDL販売って前に提案したのもそのPS2P関連の一環ってヤツなんだよね。」

「んで、具体的にどういうことなんだよ。」

「そうだね。基本的にPS2Pってのは大ヒットしたPS2をそのままPSPで出来るようにするってのが基本コンセプトなんだ。これが活用できれば、PS2時代の膨大なソフトがそのままPSPのコレクションに仲間入りするってことになるわけだよね。そう考えるとオラわくわくしてきたぞ。」

「けど、PS2ってもう新型のPS3も発売されているわけだし、古いゲームで大丈夫?誰もやりたがらないんじゃないのか?」

「その点は大丈夫だと思うよ。例えばファミコン・スーファミで販売されたドラクエのリメイクが「ドラクエIV・V・VI」とリメイクされたわけだが、プレステより古いドラクエのリメイクが100万本を超えるミリオンヒットとなったわけだからPS2のソフトでも十分需要があるんじゃないかと思うわけなんだよ。

「確かにね。PS2は次世代ハードで覇権を握ったハードなだけにソフトのラインナップもバラエティーに富んだソフトがそろっているしね。ドラクエVIIやFFX、それにグランツーリスモ・みんなのゴルフ・ウイニングイレブンなどキラータイトルも多いよ。」

「PSP目的じゃなく、PS2目的で新しくPSPを購入するって人が増えたらこちらの物だって感じだよね。」

「確かに。けどPS2を出来るようにするって言うけど、実際にどうやって起動させるつもりだ?」

「そこが重要なポイントなんだよね。例えば、さっきもDL販売の話をしたけど、例えばバイオハザード4をやったことがなくて、初めてやってみたいって場合はネットの PSstore でダウンロードで購入すればいいと思うよ。

すでに開発されて販売が終わっているソフトと言うことを考えてみると、かなり安い値段でのソフトの提供が見込まれると思うよ。実際にPSstoreで現在DL販売されているソフトは例えばバイオハザードシリーズが600円と破格の値段で販売されているよ。」

「けどさ、俺バイオ4やったことあるし、しかも家にソフトがあるんだよ。また新しく買うのバカバカしくないか?」

「そこなんだよ。いい質問だね。確かにすでに所有するソフトをやるためにオンラインで低価格とはいえ再購入する必要があるだなんて馬鹿らしくてやってられないよね。だからそういったソフトもうまく使用することができないのか?と思うわけなんだよ。」

「それってどういうこと?」

「つまり、自宅にあるPS2のソフトはパソコンを経由してPS2Pにインストールできないかってことなんだよね。これだとソフトを持ってない人はDLで購入すればいいし、既に持っている人は新たに購入し直す必要がないわけだよ。

具体的にはもうソニーの技術者に任せるしかないけど、PSPをPCに繋ぐときにソフトウェアが起動している際にパソコンのDVDドライブにPS2ソフトがあれば、データを変換できるっと言うようなソフトを開発して欲しいね。」

「おいおいおい、そうするとネット上に無料のPS2ソフトが氾濫しそうな気がするんだけどね・・・」

「その心配は・・・・杞憂に終わり・・・そうにないね。確かに・・・かなりキケンな臭いがするね。けど、その前に一つ言いたいのは、無料ソフトが氾濫するといっても、もう既に開発が終わったPS2ソフトであって現行の新型PSP2で発売されているソフトでないってことだよ。

それにDVDドライブでデータを変換する際に接続しているPSP以外でそのソフトを使えなくするようにデータにシリアル番号を付けてソフトデータとPSPのハードデータの認証が必要になればネット上にソフトのデータが流出することはないんじゃない?仮に流出しても使えないようにセキュリティーガードされているよ。」

「うん、でもそういうのって・・・だいたい・・・まあ・・・・ぶっちゃけクラックされちゃうんだよね・・・ご存じ?」

「おそらくこういった対策を行っても認証も回避するようなハッカーが現れてしまうでしょう。個人的にそういった無料ソフトの氾濫を完全に防げるとは思っていません。

むしろ流出を前提として考えるべきだと思っています。ただ、その場合でも先ほど述べたようにPS2自体が終わった製品であるから、ソニーが損をするということはないこと。

また、その流出したデータをやるためにハードを新たに買う人が現れること、そしてハードを買ったついでに1つでもPSPの新作のゲームを購入することを考えると、例え無料で旧PS2のゲームをするユーザーが現れてもいいんじゃないかと思ってるんだよ。」

「そういうことか。しかし、このPS2P計画。例え成功しても果たしてDSからシェアを奪うことができるのか?」

「うーん・・・・現実的には・・・・難しいだろうね。やっぱり。このアイデアで一気にDSからシェアを奪還できるだなんて思ってないよね。けど、PSとPS2のソフトがアーカイブスとして全部出来るようになるなら、それは凄くステキなことだし『とりあえず一台持っておくか』といった感じで同じ携帯ゲーム機にも関わらず、DSを意識する必要がないDSとは次元を別にした、新しい携帯ハードの世界を作り出せるんじゃないかと思うんだ。」

「なんか壮大な話になってきたな、けどナンダカンダいっても結果的にそれってPSP頼りじゃなく、PS2頼りって話だろ。それはPSPの本当の意味での成功って言えないんじゃね?」

「確かにそうだね。それじゃ、最後にPSPのゲームそのものについて語ってみたいと思うよ。それじゃ、またね。」

11.PSP2でどんなゲームを出していけばいいか?

「マスターこんにちは。前回からの続きだな。新型PSPでPS2を使うとか、お決まりのシリーズ物のソフトを利用せずにどうやってキラータイトルを作ればいいんだ?ご存じの通り、WiiやDSではマリオシリーズやポケモン等で500万本を超えるヒットシリーズもあるけど、「どうぶつの森・Wii Fit・脳トレ」など新規に開拓した新しい分野での大ヒット作品も多いんだぜ。」

「はい、最後の最後にようやく根源的な質問が来ましたね。DSはシリーズ物といえるポケモンの発売以前に、脳トレや動物の森といったDSオリジナルタイトルで成功してるのでPSPでも新規ソフトに関しては同じ条件ですよね。ですからなんとかゲーム機の特性を活かしたPSP独自と言ってよい、シリーズ化するようなソフトをヒットさせたいですよね。

「そもそも、PS2が他のゲーム機に勝ったのはFFに代表されるように高スペックでグラフィック表現が綺麗であったということがあげられるだろ。そこでSCEはスペック主義に陥ってPS3では大変なことになったと。そんなスペック主義の低迷がPSPにも反映されてるとね。PSPソフトの現状として、モンハンというPSPでのミリオンソフトがあるけれども、1000万台売り上げる中でミリオンソフトがたった1タイトルってのはよく考えればお寒い限りだよな。違法ソフトのことを踏まえてもPSPは特にソフトの売り上げが芳しくないよな。」

「うん、でも性能がいいってのは基本的に間違いではないんだよね。DSではできなくてPSPにしかできないってことが可能になるわけだからそのアドバンテージの部分を上手く活用すればいいってことだよ。PSPはDSのマネをしてタッチパネルや2画面を導入できるけどDSはPSPのそういった革新技術はマネできないんだからね。この部分のアドバンテージを上手に活用したソフトが出ればいいと思うんだけどね。」

「具体的なアイデアはないのか?」

「うーん。申し訳ない。アイデアはないです。提案ぐらいしかできないっす。」

「o(`へ´)o プンプン!!」

「いや、ホント。もうしわけない」

「でもね、具体的なアイデアではないけど、またヒントで恐縮なんですが・・・・」

「何?ま、とにかく言ってみな。」

「DSは売れてます。ミリオン以上のソフトも25タイトルあります。けど、ゲーマーがやるようなゲーム。例えばSFCやPS2で売りに出されてるようなゲームって実はないんですよ。斬新な企画である能トレとかそういった物がありますが、ゲームの本道というか王道というような伝統的なアクションとかロープレとか発売されてないんですよ。仮に発売されてもドラクエやFFの過去のリメイクなんですよね。これってSFC時代のリメイクソフトですよ。

例えば、スマッシュヒットである「えいご漬け」とか「nintendogs」とか伝統的なゲームとは言えないですよね。そもそもボタンの配置がタッチペンを使うことを前提として、十時キーとかは、使いやすい場所に配置されてるとは思えません。格闘ゲーム(鉄拳・バーチャ)とかアクションといったゲームや、他に高い処理力を使うゲーム(ウイニングイレブンとか)は、やはりPSPでないと出せないと思います。

PSPは高スペックな訳なんですから、こういったゲーム業界を支えるコアであるゲーマーが求めるゲームを作るべきです。DSのように今までゲームをやったことがない人が簡単に誰でもできる、そういった目線のゲームでは納得できない人達、つまりゲームが大好きなコアなゲームファンの為のゲームを作るわけです。

DSで初めてゲームの世界に入り、DSで満足できなくなった人が求めて辿り着き納得するゲームソフトの開発。そういった世界を造り上げもいいかもしれないですよね。

また、ドラクエやFFはリメイクがだされていますが、DSではいずれもSFCやFC時代の作品です。PS2以降に発売されたドラクエ8やFFXなどのリメイクはやはりPSPでないとスペック的に難しいでしょうから、そういった場所でもPSPの居場所があるはずです。

よく考えるとDSの作品は本当にゲームの本道といった正統派のソフトがないのですから堂々とそういった正統派のソフトを出していくべきじゃないのでしょうか?きっとゲームファンは戻ってくると思います。バイオハザードのGC版のリメイクを0~3まで新たにPSPで出したり、ベロニカや4を出せるのはPSPだけですよ。

鉄拳にしてもシュミレーションにしても、三国無双やその他のソフトもまだまだPSPをプラットフォームに選ばざるをえないわけです。というよりもPSPがでるまでは携帯ゲームでは再現が不可能で開発ができなかった訳なんですよね。そう考えると、シビライゼーションなどDSで発売させる場合じゃありませんね、こういった作品はPSPでこそ進化が発揮できると思います。

一言で言えば「正統派のゲームの本道を行け」ということです。逆にDSは少しだけゲーマーの本道からそれているわけです。(PS陣営に正統派ゲームで対決すると勝てないと判断してわざとそれたのが幸運にもWiiとDSのヒットにつながっているとも言えます)ですからPSPはゲーム機としてブレないでやっていくことが必要でしょうね。」

「な・なげぇ・・・」

「すまん、すまん。それじゃ次回はDS編の最終回、PSPについて言い忘れて事をちょろっと言及しておくよ。」

12.「マスター、今回でDS編の最終回だな。」13

「さてと。最後にいくつか言及しておくよ。まず、いくつかのハードが覇権を争っている場合、必ず決め手になるソフトってのが存在することを言っておくね。例えばPSの時のFF7が代表例として挙げられるね。FFそしてドラクエがPSで発売されることが決定してサターンと64の敗北が決定的になったと言えるよね。

DSの場合脳トレの存在は大きいでしょうね。脳トレはそれ単体で500万本の売り上げ(これはどのドラクエ作品よりも多い)ているだけでなく、DSが単なる子供向けのゲームだけでなく大人やゲーム初心者でも愉しめるといったイメージを作り上げることに大きく貢献したことは言うまでもないよね。

(イメージ図)

もちろん松嶋菜々子や宇多田ヒカルがCMでDSをプレイしたっていうイメージ戦略も重要だけどね。」

「それじゃ、PSPはどういうユーザーがターゲットなんだ?」

「PSPは圧倒的に中高生から大学生向けのゲーム機だよね。どうしても機械の高性能からハイテクといったイメージがつきまとうから若い流行に敏感な世代が飛びつくゲーム機だと思う。

また音楽や動画、ウェブブラウザといったゲーム以外の機能を活用するのもこの若い世代だよね。だからDSとPSPは本来客層が異なる、また同じ携帯ゲームにしても、両者は使用するコンセプトが違うから両方持って、用途によって使い分けるって人もいると思う。

つまりお互いがユーザーを奪い合い勝つか負けるかのどちらかであったゼロサムゲームであった90年代の次世代機ゲーム戦争と違い、多少はお互いのユーザー層が被りながらも両者が共存できるといった状況にあるのだといえるかもしれないね。

こういったことを踏まえてみると、DSが記録的大ヒットを売り上げてるにも関わらず2番手のPSPが1000万台を売り上げている理由だと考えられるよね。」

「どうも話を聞いてると、PSPは不運だったなって思うわ。1000万台売り上げるほどハードとしての質が高いということもそれを証明しているだろ。惜しむらくはゲーム史上に残る傑作機であるDSと不運なことに発売が同時期になってしまったことだな。」

「うん、PSPが悪いとかいいとか以前にDSが凄すぎた。これに尽きるよ。なんかDSを通してPSPを見ると言うことでただDS礼賛になってしまったようだけど、64・GC時代の辛酸を元にいまのDSがあることを考えると次の傑作機のためPS3とPSPの苦戦はソニーにとって良い授業料であることを願うよ。

それじゃ、これでこのお話はおしまい。次回は『ゲーム機』としてのPSPでなく『マルチメディア端末』としてのPSPとして焦点を絞ってお話をしていくからよろしくな」

(補足)

2009年6月に正式な発表があるらしい。

http://japanese.engadget.com/2009/04/29/psp-umd-e3/

http://bonbon444.blog87.fc2.com/blog-entry-226.html

巷で憶測されるPSP2の話 ()内は私の推測した導入理由

1.スライド式(横の部分を削ることで、多少厚みは出るだろうが小さくする。現時点では大画面のディスプレイもあってかなり表面積は広い)
2.タッチパッド(DS対策・ついでに他でも応用が可能。そもそもPDA等の小型ディバイスはデバイスをシンプル&コンパクトにするためタッチパッドを採用している。)
3.UMD廃止(違法コピー対策)

-PSP DS

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