8.【PSPはWalkman Phoneと統合しないといけない理由は?】
「さてマスター、前回からの続きだね。」
「そうそう、マスター。PSPと携帯とウォークマン。客層が被らないのだからそれぞれの製造部門である『ソニー』と『ソニー・エリクソン』(携帯部門)と『SCE』(PSP部門)が別々にやればいいんじゃない?どうして一緒にやらなきゃいけないんだ?」
「うん、それは複合的な理由があって一言では言えないから個別に述べてみるね。まず、PSPなんだけどPSPに現在もっとも必要な能力は通信機能なんだよね。それはゲームをオンラインでプレイする昨今のゲーム事情なら当たり前のことだよね。
もちろんWifiの機能がついてるから、Wifiがある場所でオンラインプレイができるけど、携帯ゲーム機がどこでもできなかったらその価値が半減しちゃうよね。基本的にWifiってのはアクセスポイントがある場所じゃないとできないからね。
したがってPSPにしてみたら携帯のデータ通信機能は魅力だよね。高速回線の通信機能があればゲームのオンラインだけじゃなく、ネットやメールチェック、メッセンジャーもどこでも出来るようになるからね。
それにyoutubeやニコニコ動画がウェブストリーミングで見れるようになれば更にマルチメディア端末として活躍できるよね。そうそうロケフリでテレビを見るってのもいいよね。そういうことからもPSP側は喉から手が出るほど携帯機能が欲しいはずだよね。」
「うん、それならPSPが勝手に通信機能対応にすればいいじゃない?独断でやっちゃえば、一緒にやらなくてもいいよね。」
「うん、でも携帯関連の分野を系列のソニーエリクソンに断りなくやってしまうのはほぼ不可能だと思うよね。それに、正直ここは積極的な理由にしろ消極的な理由にしろ、ソニー陣営はまとまらないといけないと思うんだよ。」
「それってソニーの経営がヤバイから?」
「うーん。どうだろう。まあ、危機に対してグループ一丸となるってのは当然のことだからまあそうだとしても、お互いが色々メリットを享受できるって事だろうね。。」
1.ブランドミックスによるブランド力の強化だよね。お互いがお互いのブランド力を合わせるからより強力になるのは言うまでもない。
2.PSPの販売力としての魅力
次にPSPの販売力としての魅力だよね。PSPだけで5000万台を世界で売り上げてる。PSPを搭載して売ればもれなく5000万台近くの売り上げがかくやくされるもの。
これに音楽機能が強化されて、ipodの代わりにPSPを持てばいいやってなればipod 総売上2億台を1億5000万台にまで減らせるよ。大切なのは間違っても PSPとウォークマン、PSPとipodという様にユーザーが個別に目的別に購入するような商品を作ってはいけないと言うこと。PSPを買いつつ音楽専門のプレーヤーとしても満足するクオリティーにしなければいけないということだね。
3.PSPへの電話・通信機能の追加。アップルがiphoneで参入するときにキャリア選択から何から色々大変だったが、携帯会社(キャリアでなくメーカーね)を持ってるソニーなら容易に参入が可能。
4. 経済学用語でいう規模の経済?量産効果。
特にパソコン系の製品すべてに言えるけど、フラッシュメモリなどの搭載デバイスは量産効果が大きいので極力一点集中させるべきウォークマン・PSP・携帯とそれぞれ別に生産して似たようなデバイスを開発するなら開発費から製造コストなど極力少なくすべき。
5.どの会社でもできないオリジナルだから
とにかくまとまって共同開発しろと押しつけるけど、逆にソニー以外でこういった製品を作ることが出来る会社がいまあるのか?と言われるとソニーしかないんですよね。
アップルが最も近い場所にいて特にiPhoneのゲームアプリが大人気とかなってるんですけど、例えばパナソニックが同じような製品を作ろうとしてもゲーム自体がないわけで強いていうならデジカメのLUMIXが強い魅力ぐらいという感じがするだけですよね。
アップルもゲーム機自体持ってないし、ipodも音質としてはそれほど高い技術を持ってるわけではない。音質より使いやすさが受けているわけだから、実はこういったデバイスを作りたくても実質作れるのはSONYしかいないわけだからそのアドバンテージを使わない手はない。
PSPはDSのコピー商品をだせるけど任天堂はPSPのコピーをつくりだせないからね。(え、作る気もない?)」
「ま、ざっとこんな感じだな。ソニーはねえ、現状を見るとこういうグループを超えた共同開発をしないといけないと思うよ。ていうか出来なきゃ潰れます。だからしなきゃいけないんですよ。今、会社はそういった危機を迎えるほどの正念場だと個人的に思いますね。
と言うわけで次回はデバイスを共同開発するなら実際にどんな製品にするべきかをみてみるよ。」
9.【具体的な新型PSPウォークマンとは?】
「マスター。新型デバイスの名前、何がいいんだろうねぇ。」
「うーん。PSPは『プレイステーション』ブランドを使いたいからPSを名前に取り入れたいよね。あとPSはつけた方がいいのかな?例えば『Walkman Phone』でいいいのか『それともWalkman PS』『PSPhone』やっぱり新しいブランドネームの方がいいのかな?このブランド力については↓の方でも言及してるのでまたね」
「なかなかむずかしいな。」
「だよねぇ。それじゃあ前回は、ソニー陣営はまとまって一つのデバイスをつくらないとアカンという話でしたよね。それで今回は実際にどういうデバイスにしようかという具体的な話でいいんですよね。。」
「まーね。実際、新しいデバイス。ある意味ドリーム機器だけど、どういったドリーム機器をつくるんだ?夢詰め込んで大丈夫か?今回は俺がつっこませてもらうけど、かなり問題点が多いと思うんだよ。理想と現実ってやつだな。
各会社でチョロチョロと中途半端な複合デバイスを出してどっち足らずの製品になるなら、連携してSONYグループで一つの製品をつくっちまえってのが前回の意見だったな。けど、ソニーの中でも「SONY」「SCE」「ソニー・エリクソン」いくつかのグループがあるわけだけど、そういったしがらみとか垣根を乗り越えて上手く実際にやっていけるのか?」
「さらにつっこませてもらうと。チミは半端なくPSPのブランド力を理解してないよ。↓の写真を見てもらっていい?
正直PSPを社会人は持ち運べないし人前に出せないよ。すこぶるブランドイメージを間違えたよね。っていうか写真の「理想」の人達ってそもそもPSPのゲームをやらないんだから、こう言う人相手だったらそもそもゲーム機能いらないだろ・・・
そうだったらコントローラーのデザインも必要ないし、クールなマルチメディア端末にすればよかったのにな。OTL」
「きたよねぇ。そうなんだよ。PSPのブランドイメージに20歳以上の人が持ちにくいってイメージがあるね。なぜならPSPはゲーム機だから。だからPSPのゲーム機能をマルチメディア端末の機能の一つにする必要があるよね。さて、こういったウォークマンの売り上げの減少、PSPのブランドイメージの悪さを踏まえて新しいデバイスのイメージを描いてみたいと思うよ」
「まず、名前。うーん残念ながら保留。ただ焦点はPSPの名前を使うのかどうか。ブランドイメージとしてはWalkmanを使用したいね。
「Walkman PSPhone」とか強引にWalkman PhoneにPSをぶちこんでみたり Walkman PSP にしてみたりと。やっぱり総合的に新しい名前をつくって個別セクションに各々のブランドを残して使っていくというのがいいのかもしれないね。そういったのはやっぱり製品ができてからだよね。細部を煮詰めるのは。」
「ま、取らぬ狸の皮算用ですよね。」
「はいはい。そういったわけで次回はデバイスの具体的なアイデアについてとうとう踏み込んでいくよ。それじゃあね。」
10.【新型デバイスの提案】
「マスターなんかダレて来てるよな。」
「すまんね。あと3回あれば終わるよ。今回が山場だよ。」
「そうか、ようやく終わりが見えてきたね。サクッといこうか!!」
「じゃあ、デバイスだね。。私は ipodでさえ「classic」「nano」「shuffle」「ipod touch」「iPhone」とappleでさえ目的の応じて5つの製品がでてることを考えれば、目的に応じていくつかのパターンをだせばいいと思うよ。
? ウォークマンサイズ
まず、Walkmanですね。どこともミックスせずにipodでいうnanoやshuffleとサイズで同じコンセプトのWalkmanを出しますね。これはWalkmanが勝手にやればよろしいってことですね。したがって余分な機能もなし、携帯電話機能もなし、nano・shuffleに対抗していると思ってくれればいいです。Walkman microでいいんじゃないのかと。投げやりです。
? 携帯電話サイズ (携帯・Walkman・PSPのゲーム機能抜き)
さて次に主力商品として、携帯に Walkman を搭載するWalkman Phoneにします。わかりやすく言うと現在のPSPにゲーム機能を省いて代わりに電話機能をいれるということです。って・・・わかりにくいね。サイズは今の携帯と全く変わらない大きさです。
今の携帯にウォークマンを入れて、さらにネットワークを強化すると言うことです。現在のワンセグ携帯とかそういった感じの大きさになります。電話通信機能にかつwifiもあれば、、ニコニコやyoutubeなどを見れのが売りです。あとスカイプやロケフリも見れます。そうするとマルチメディアに恐ろしく強くなる機種です。
大切なのはWalkmanが中途半端な機能ではないということです。例えば電話を解約して通信機能が使えなくなってもそのまま端末を使い続けるようなクオリティーの商品を作るということです。タッチパネルを導入するとかの細かい部分は修正していけばいいと思います。
? Smart Phoneサイズ (PSP・携帯・Walkman/サイバーショット
も?)ついでにPSPという感じか?
さて、もう一つの主力商品。今度はしっかりとPSPを入れます。はっきりと明確なライバルはiPhoneになります。だからといって思いっきりiPhoneとガチンコするような対抗機種つくるという意味でありません。こちらはコンセプトではスマートフォンみたいな感じといえばいいかと思います。ま、iphoneの対抗ですからあたりまえですけどね。
コンセプトは携帯・Walkman・PSPの複合です。カメラは写メール程度でいいかもしれませんがサイバーショットを入れてもいいかもしれません。ここら辺はご自由にです。重要なのは携帯機能からデータ通信ができるという点です。もちろんWifiも標準装備です。まあそれは?も同じなのですが、通信機能でPSPのゲーム通信がWifiエリア以外のどこでも出来る様になります。
ブラウジング・新型PSPのゲームを考えればタッチパネルの採用は不可欠です。
問題のゲーム機能とゲームへのデザイン
それにPSPのゲーム機能。PSP機能付きでもキーボードがありません。タッチパネルでPDAの感覚ですね。スライドさせるとコントローラーがでてきますが、スライドしなければiphoneのような感じのデザインになるでしょうね。
(イメージ写真)
その他スライドで小型のキーボードが会ってもいいと思う。そことサイバーは細かい修正点だね。
?最後は全部が乗っかってるやつだね。ラーメンで言う全部入り。
大きさは現行のPSPと同じぐらいです(UMD廃止にもかかわらず)。
サイバーショットも余裕で入ってしまうヤツだね。小学生や中学生がDSと同じ感覚でもったりがっちりでかくてもマルチメディア端末として欲しいならこれ。ウィルコムのW-Zero3みたいな大きさかそれより大きくても問題ないでしょう。その為の?なのです。
コントローラー以外にスライド式の画面にキーボードが収納しているとネット関連の機能が充実していていいと思う。ディスプレイサイズは大きめ。ゲームも楽しんだり動画もニコニコやyoutubeのハイビジョン(HD)対応。映画も見れたらいいよね。これは全部入りで万能な為その分大きさを犠牲にしているね。DSとかPSPを持ちたいというゲームユーザーや小さいよりは大きい画面がいい人はこれがオススメ。
ゲームをプレイしやすくするためにデザインよりもコントローラーなどは配置重視。だから今のPSPのようにボタンが隠れない形でも問題ないと思う。とにかくPSPのゲームを特化させた形にすればいいと思う。もちろんソニーだからデザイン度外視といってもかなりオシャレなデザインでくるのは間違いないと思うけどね」
「さて、これが新型デバイスのハードの形。次はキモのソフトだね。」
11.【ipod成功の鍵はハードでなくソフトの優秀さ】
「マスター、前回は具体的に展開するハードの説明だったろ。今回はなんだ?」
「今回はハードににどのブランドを搭載するのか?ではなく、どんなソフトを導入するか?つまりハードの内側について述べてみたいと思うよ。」
「ソフトね。確か、ipod の成功はハードもさることながらituneを代表としたPCとの連動を元にしたソフトウェアの部分だったな。」
「そうそう、よく憶えてますよね。だからソニックステージを始めてとしたソフトの留意点を説明していくね。まず、ハード屋のSONYとしては大変だろうけど使い易いソフトウェアを作らないといけないよね。この新型デバイスのキモはハードをいくつか(5つぐらい)に分けてウォークマンやPSPを合わせたミックスブランドで発売するということが重要な点であるけれど、それよりもっと重要な点があるんだよ。それはハードのブランドミックスでなくソフトウェアの共通性ってことだよ。
前回 shuffle に対抗する小型Walkmanの話をしたけどそれって小型にするために余分な機能を省いているから純粋なWalkmanなわけなんだよね。だけどWalkmanに搭載するソフトはソニックステージではなく新型デバイス共通の新ソフトウェアだよね。新型ソフトの音楽部門だけをピックアップしてインストールするってわけなんだね。将来的にはサイバーショットとか他の製品すべてに統一するマルチプラットフォームソフトにできたらいいよね。っていうかそれがこの計画のキモなんだけどね。
SCEのクタラギさんはPS3を家電の中心のハブマシーンにして家電をコントロールするという計画があったのだろうけど、それはハードではなくソフトでこそなされるべきだと私は思うね。
もちろんソフトウェアは音楽や映像、それにファイルの管理だけじゃないよ。ネットワーク接続の窓口にもなってるんだよ。例えば現在PS store があってダウンロードでゲームが買えるけど、隣のお店で同じ感覚で音楽とかPVの動画とか、場合によっては映画とかあとアプリとか買えればいいよね。」
「それどんなITS(itune store)なの? 」
「そうなんだ、既存のウォークマンはもう既にITSが存在してるからユーザーはそういうサービスを期待していたらみんなipodを持つよね。そっちの方がサービスが充実しているから。けどね、例えば世界で5000万発売して、PSP2でソフトがダウンロード専用販売となったらPS store は活況を賑わうように(強制的に)なるよね。クレジットカードの登録とかもするようになると思うんだよね。そこで、ゲームソフトの隣の店にミュージックアルバムを置いたらどうなるのかなぁと。思う訳よ」
「確かに一度ネットで顧客が付いたらそれを覆すのは難しいよ。amazonで本を買ってた人がamazon以外の他のネット本屋で買うようにするのはかなり難しい話だと思う。けど、PSPでソフトをダウンロードして買い物したついでに隣に本屋があるならつい買ってしまうかもしれない。直球でamazonを打つ倒すのは難しいけど、横道からさりげなく顧客を丸め込む。そういった意味で、まあここではamazonを例に挙げたけど、本命のITSを切り崩せるかもしれないと思うんだよ。
そこでPSPからWalkmanまでが共同開発なら、すべてのハードに同じ管理ソフトがあるからPSPユーザーがそのままウォークマンに「利便性」を求めて移ってくる可能性もあるし、それぞれの管理の手間を省くためにも「一つのソフト(どんな端末にも同じソフトが入っている)」「一つのハード(一つの端末に色々な機能が付いている)」で、こういった囲い込みをする必要があると思うんだよ。」
今回はここまで、それではまたね。
12.ソニー復権の鍵・ウォーマンは復活するのか?
「マスター、終わりが近づいてきたな。」
「そうだねぇ。新型のハードとソフトの提案しちゃったからね。」
「じゃああとは何があるのか?」
「今回と次回で囲い込みとその他諸々について語ってみたいと思うよ。」
「囲い込み?」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%B2%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%81%BF
「うん、アップルがほぼ99%完成してるものだよ。イギリスでいえば羊毛万歳!!PCでいえばOSはマイクロソフトのwindowsが完全にデファクト・スタンダードになってるでしょ。そしてネットでいえば Google だよね。検索エンジンから始まってそこを基にしてにネットコンテンツで一気にきてるよね。google、Gmail、google Chrome、その他話題のGoogle Earth、streetview。ネットに接続したらすべてはグーグルを通して行われるような囲い込みをしているよね。」
「同じようにこれから携帯型メディア端末、特に通信端末はipodを軸としてアップルによって市場が独占されるかもしれないよね。iPhoneの後のアップルの次の一手が気になりますよね。」
「そう。なんとか包囲網が完成される前に市場を奪えないと、OSをwindowsでなく新しいOSを普及させるぐらい難しい状況になるだろうね。」
「個人的にだけど、まず最初に普及させることが大切だよね。普及させてユーザー側がもう乗り換えられない状況までを何としても、例え赤字になろうとも最優先で構築しなければならないよ。その為にはね、当たり前だけど、現状を打破するために、SONYは大胆なことをしなければならないかもしれないよね。
例えばね、ipodは世界で2億台売れている。それに対抗し、囲い込みをするために例えばありえない話だけどDS(累計1億台突破)と合同で携帯ゲームをつくるとかそういったことも考えてもいいと思うよ。」
「いや、それないし!!泥船には乗らないよ、任天堂は。」
「あくまで仮定の仮定だよ。妄想なんだからそうつっこまないで。例えばアップルが調子こいて携帯デバイスの売り上げを伸ばしてさらにゲーム業界に参入してきたらどうするの?マイクロソフトだってXboxで参入してきたでしょ。そういう危機に備えてPSP側が折れて任天堂主導でいいから統一ハードを作ればいいと思うんだよ。」
「任天堂はゲーム以外興味がない。だから音楽とかマルチメディアとか興味がないわけだ。そういうわけでゲームエリアはほぼ任天堂の要望を聞いてもいいので、その他の部分で一緒に音楽、動画、アプリ、そういった部分の拡張性の場所をソニーが担当させてもらうの(ここは任天堂興味ないし)そこでユーザーを囲い込んで(任天堂もオンラインでソフト販売をする予定だし)オンラインストアとかソフトのインターフェースの部分でどんどんユーザーを参加させ、ついでにソフトウェアに慣れさせて獲得していこうってなわけだよ。まあ、ゲーム部門は他のエレクトロニクスでソニーが囲い込みのための餌だよってことなんですよ。その旨味(絶対的なユーザー数と他の分野への波及効果)をくれるなら携帯ゲーム部門の旨味は任天堂さんに全部あげますからってことだよね。それにソニーの自社で開発できるチップとかは任天堂にとっても魅力だと思うし開発費やその他も色々得なことが多いと思うけどね。」
「ま、ありえないけどな。」
「確かに任天堂は独力でやってく力がある会社だしな。ただ、ソニーは
って状況であるのは間違いないな。」
「言いたかったのは、そこまでして囲い込みを行わないと大変なことになるよってことだね。マルティメディア端末はどのメーカーから将来出てもいいんだよ。ただ、その上にのっかるデファクトのソフトをソニーがなんとしても奪わないといけないし、その為の餌としてのPSPってわけなんだよな。」
「と、話がそれたけど、次回は最終回か?」
「終わりに向かってるねえ。」
13.ソニー復権の鍵・ウォーマンは復活するのか?
「終わりだね。マスター。山魚もびっくりだよ。」
「さて、最終回かな?書いてみて長かったら次回に行くよ。今回は補足説明だ。いろいろ理想論が多くて、現実みろと言われそうなこと言及していくよ。」
まず、PSPでPS2を互換できることについて。
エミュレーターでps2を動かすのだけどPS3がPS2と互換性がないのはご存じ?それはPS2のコアだかチップだかが問題でできないらしいよ。PS3の性能を持ってさえできないのにPSP2でできたら困るというか、難しいって事なんだよね。もちろん、出来る方法があって、それはPSP2のついでにPS2をエミュレートできるのではなく、始めからPSP2でPS2ソフトを動かすことを目的に設計したらできるってことらしいんだ。ただし、そうなるとPS2は2000年前後のハードで現在2009年だからそこから9年間以上あるチップ開発のうまみを活用することができなくなるらしいんだよね。極論言うとPS2スリムってあるけど、それを9年後の技術を使ってスリムにして手のひらサイズに乗っけたの形にすればPS2ができるようになるらしいけど、それは文字通りポータブルPS2になるわけなんだ。
次。PS3の失敗の原因に、いろんな所から意見をきいて機能を欲張ったってのがあると思うんだね。なんでもあるってことは、器用貧乏だよねってことになるおそれが多いよね。自分が言っているマルチメディア端末もその可能性があるから本当に注意しないといけないと思うね。現在までウォークマン搭載の携帯がパッとしたいのも、そういったとにかく欲張ったっていうのが大きいと思うしね。
次、これは直接関係ない話だけど、据え置きハードのことですが、色々PS3が文句を言われてるけど、PS3はブルーレイを搭載していてそしてブルーレイがHDに勝った。これは非常に重要だと思うよ。ブルーレイ勝利にPS3に搭載されているってのも後押しした原因だと思うし。
あとね、アプリについて言及してないよ。
スマートフォンならそれをやるべきOSのような物をつくらないといけないよね。しかもマジョリティーを獲得するには説明書がなくてもわかりやすいほどのシンプルな物じゃないとダメだよ。なんかアップルみたいになってきたね。スケジューラーとかそういったものも使える方がいいのかな?それはPDA機能になるのかな?それともシンプルにスケジューラーだけに絞ったアプリがいいのかねぇ。オンラインでアクセスして現在はスケジュールが管理できるから、ブラウザ経由でグーグルのスケジューラーとかを使用してもらうのがいいかもしれないね。
windows mobile とかアップルはソフト会社だからソフトからハードだけどソニーはハード会社だからハードからソフトへとちょっと難しいよね。CLIEっていう独自のPDAを持ってたけど、そこら辺はまだ、議論の余地があるな。けどOSへの道が開ければ外部開発アプリが活用できるようになるわけだし強みになるんだろうけどね。
ま、そんなところかな。今回でこの話を終了したいけど、けど、けどね。またぼろがでてきそうなので、補習というか番外編というか多分最後の23回目をやると思うね。じゃ、また機会があったらね。どうも長丁場読んでいただきありがとうございました。それでは。
「じゃあな!!」