先日、ティラノサウルスを特集するNHKスペシャルが放送されていたが、結構驚いたことがあった。それは最新の研究をもとにしたCGのティラノサウルスが羽毛で覆われていたことだ。
そもそも始祖鳥という鳥の祖先は爬虫類と鳥類のミックスした感じの生物で、長い間恐竜と鳥類は進化に密接な関わりがあるとして研究されていたが、皮膚が羽毛に覆われた化石が発見されたことで元来骨だけからしかわからなかった恐竜の皮膚の部分の構造において大きな発見があったのである。
そもそも図鑑の恐竜の皮膚の色や質感は基本的にワニやトカゲなどの爬虫類から類推した想像図であって実際の皮膚ではないということは、よくネタとして言われていた。それが羽毛に覆われていたわけであり、羽毛で覆われたら爬虫類じゃなくなるんじゃないの?とつい思ってしまうわけだ。
近年のDNA調査などでも絶滅した恐竜が生き延びた子孫の姿が、ワニやトカゲ、亀などの爬虫類ではなく鳥類であることは間違いなく、更に化石が発見されることで生きてる間にどんどん恐竜のイメージが変わってきそうである。