「地球の裏側にもうひとつの違う野球があった」
かつてヤクルトスワローズに在籍したボブ・ホーナーがいった一言です。そして私も海を越えたここ合衆国で同じような体験をしました。今回はサンノゼ・MITSUWAことミツワストアーに行った話です。
イスラム教の五行の中に、巡礼(ハッジ)というものがあります。信者の義務として一生に一度はメッカに巡礼をしなければならないというものです。イスラム教徒のメッカには及びませんがここ西海岸にも聖地があります。
「●×△って売ってるの見たことある?」
「ミツワで売ってるの見たよ」
「□★×ってどこで買いたいんだけど買えるか知ってる?」
「ミツワで買えるよ」
西海岸で生活しているのであれば日々の生活でこういう経験をした人は多いと思います。場合によってはアメリカ人などにも「ミツワ行ったことある?お勧めよ」などと言われる始末です。行ったことは無くとも必ずと言っていいほど日本人であれば何かを買っている際に会話の中にミツワという言葉が出てきます。
私はあまりにもミツワ・ミツワと言われるのでもう「ミツワ=何でもある=聖地」という構図ができあがってしまいました。さしずめドラえもんの四次元ポケットと同じです。
さて行ってみた感想なのですが、とにかくミツワ(とその隣にある紀伊国屋)はやばすぎます。ミツワストアーの品揃えは日本のスーパーと全く同じです。西友の食品フロアをそのまま、本当にそのまま持ってきた感じです。一瞬自分が日本にいる感覚に陥ります。隣の紀伊国屋も町で一番大きな本屋さんを持ってきた感じです。買いたい本ならほとんど手に入ります。
自分はミツワに行った人からずいぶん評判を聞いていたのですが、あれは絶対に体験しなければわからない感覚です。それにしても西海岸は日本人だらけというその定評の底力を見せつけられました。
興奮した私が300ドルも買い物をしたのは秘密な話です。スーパーで3万円も使ってしまいました。しかも全部食料品です。まあ興奮するのは当たり前で他の日本人も始めていくともう興奮して買いまくってしまうらしいです。
「地球の裏側にもうひとつの日本のスーパーがあった」
何というか少しですが、mitsuwaとサンノゼの街全体に行ってみて西海岸は日本人が多いという意味が理解できた気がします。多いというかなんというか、あたいの町とはもう全てが違うなと思いました。
その後に行った日本食屋さんにしても周りの雰囲気やら空気やらがもう日本っぽいのです。非常に説明しにくいので体験して下さいとしか言えないのですが、あれには本当にただただ脱帽しました。
西海岸万歳・・・なのか?